現役高校生の予備校の選び方
部活も一段落して、同級生やクラスの雰囲気も受験モードになってきて、
「勉強しなくちゃ!」「でも、どうしたらいいんだろう?」と考える人が多いのではないでしょうか?
医学部受験と言えば「難関」「現役合格は難しい」と言うイメージもあり、
受験生本人だけでなく親御さんも「いまからで間に合うかな?」「どうしたらいいのかな?」と悩んでいることも多いでしょう。
そんな皆さんに向けて、ここでは「医学部に現役合格するための予備校の選び方」をご紹介します。
医学部現役合格への厳しいハードル
まずは、このグラフを御覧ください。
これは、2017年度医学部入試における現役生浪人生の比率を表すグラフです。
青いグラフが現役生、それ以外は浪人生です。
見ていただくとわかるように、国公立では半々ぐらいですが、私立医学部では合格者のほとんどを浪人生が占めているのがわかります。
これは、受験における出題範囲が高校3年間すべての範囲から出題されるため、学校の授業に頼った学習だと習熟度が足りず、1年以上学習している浪人生に入試得点で負けてしまうことを表します。
浪人生が1日10時間以上学習に費やすことができるのに対し、現役生は学校後の数時間しか学習することができません。
そのためにも、より短時間でより効率的に学習をしないと現役合格は難しいということです。
医学部現役合格のための学習スタイル
受験勉強と一口で言っても学習方法は様々。
市販の参考書や教科書を使って自学自習だけで受験に臨む、家庭教師を招く、塾予備校通うなどの選択肢がありますが、多くの受験生は「塾予備校へ通う」という選択肢を取るのが一般的ではないでしょうか。
多くの高校では受験に必要な数学Ⅲや理科Ⅱの履修が後回しになり、終わる頃にはもう受験直前ということも多くあります。
医学部進学や難関校進学実績の多い高校、一部の中高一貫校では、受験を意識したカリキュラムで先取り学習を実施し、高2までですべての履修が終わり、3年では受験対策を行っている学校もあります。
こうしたカリキュラムの学校に通っていないのであれば、学校の授業に頼らず、塾予備校等で先取り学習で受験に対応する必要があるのです。
ホントにその予備校で大丈夫?!
「さあ予備校はどこにしよう?」そう考えたとき、選択肢としてやはり大手予備校がいくつか頭に浮かぶ方がほとんどでしょう。
一般的な学校で受験する模試も大手予備校のものですし、高校の先生方の参考とする入試資料も大手予備校のものが多く、なんとなく有名だからという理由で選んでいたり、「合格した先輩が通っていた」とか「近所で合格した人が〇〇予備校へ行っていた」など口コミで選ぶことも多いようです。
また医学部受験を考えていると「難関大学進学コース」や「医学部進学コース」へ入らなければいけないと考えてしまいがちですが、本当にそれでいいのでしょうか?
医学部受験は特殊?
医学部は、確かに難関大学ではありますが、他の学部に比べて入試問題が特殊である訳ではありません。
他大学の問題のほうが癖が強く、医学部の問題のほうが素直な場合すらあります。
ただ難しい問題が解ければいいのではなく、難易度はそこそこな問題が多く出題され、いかに正確で確実に問題を解くことができるかの、処理速度を要求される傾向があります。
これは、大学が将来医師となる受験生に求めるものが影響しています。
医大生には生涯学び続ける力とミスをしない正確さが求められているのです。
日々進歩しつづける医療のなかで医師は常に新しいものを取り入れていく必要があり、学び続ける力が必要とされます。
また、生命を扱うものとしてミスは絶対に許されません。
医師のタマゴとなる医大生においても、その2つを持つ人材を入学させる必要があり、入試においても広い学習内容を身につける力と正確な問題処理能力を必要とされるのです。
医学部受験には医学部専門予備校?
医学部が特殊な問題でないのならば、なぜ医学部専門予備校の必要があるのか?とお思いになるでしょう。
確かに、出題される問題に特異な部分は少なく、志願者数の多さからくる倍率の高騰により高得点を求められていることによる難易度なので、英語・数学・理科2科目を基礎からしっかり身につけていればいいとも言えます。
医学部受験において、入試問題には各大学ごとの傾向がかなり顕著に見られます。
偏差値や難易度だけではなく、各科目の配点率や問題傾向をしっかりと把握して、自分の得意不得意に合わせた志望校選びと対策が不可欠となります。
大手予備校では国公立大学志望の生徒も、国立私立併願の生徒も、私立のみを目指す生徒も同じ内容の授業です。
国立志望と私立志望ではセンター試験利用の有無や出題傾向も当然大きく異なります。 国公立医学部では5教科7科目での総合力が必要とされ、私立では大学ごとに・入試方式ごとに必要な科目が異なります。
また、大手予備校の「難関大学進学コース」や「医学部進学コース」では、受講するためにも条件をクリアする必要があります。
全国模試での偏差値が〇〇以上はこのコース、それ以下はこのコースといったように成績認定や認定テストをクリアして初めて受講することができます。
そのため、授業の内容もレベルが高く、かなり早い進度で授業が進められていきます。
やっと医学部進学コースへ入れたとしても、授業についていくだけで精一杯だったり、置いていかれてただ聞いているだけ。。。
志望校対策どころではなく、結果としてどこの医学部も不合格。。。といった受験生の話もよくあることです。
現役合格のために医学部予備校を活用しよう
医学部予備校というと、浪人生が朝から通って学ぶ場所というイメージもあると思いますが、現役生向けの講座も多数開講されています。
料金も浪人生向けのコースに比べると比較的リーズナブルに設定している予備校も多々あります。
多数の医学部受験生をかかえて、医学部生を輩出しているからこその受験ノウハウがありますので、
より医学部受験に特化して効率良く戦略的に指導を行っています。
また、大手予備校ではなかなか難しい講師による質問対応も、医学部予備校では空いている講師を捕まえやすく、
医大生チューターが常駐しているところも多いので、学習のアドバイスや医学部での学校生活が聞けるなどモチベーションを上げることもできるでしょう。
現役生の医学部受験にピッタリな予備校はここ!
現役高校生の医学部受験対策に力を入れている予備校をピックアップしました。
東京の医学部予備校
進学塾 ビッグバン
東京御茶ノ水に校舎を持つビッグバンは、2018年度医学部医学科合格率80.6%(上位クラス)の圧倒的実績を持つ予備校です。
現役生向けのコースとして、個別指導を基調とする、個々の能力・進度・目標に応じた学習指導を実施しています。
合格から逆算式にすべてをビッグバンに委ねる指導方法や、学校の進度状況に合わせた形でサポートする等、生徒一人ひとりのニーズに応えるプランや、他塾に通学中、遠隔地に住まう受験生のプランもあります。
校舎所在地
東京(東京御茶ノ水校「お茶の水駅」徒歩3分) 大阪(大阪梅田校「梅田駅」徒歩6分) 大阪南校(「難波駅」徒歩3分)
授業スタイル
完全マンツーマンの個別指導を受講生のスケジュールに合わせて受講可能
授業設備・環境
自習室:専用の自習ブースを設けており、朝8:00から夜22:00まで(日曜日は9:00から18:00まで)開放。
監視カメラ付で一切の私語、携帯電話の使用は厳禁なので、勉強に集中できます。
学習環境
過去に同じような悩みを抱えながらもそれを乗り越えて合格した生徒のデータや大学の出題傾向などと照らし合わせて、常に的確な進路指導
通学環境・周辺環境
全校舎、駅から数分以内の好立地。有名大学の所在地も近く、文教地区なので学習に最適!
周辺にはコンビニや食事処も多数あり、食事にも困らないのも高評価。
学費
HP上に記載無し
口コミ・評判
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神奈川・横浜の医学部予備校
医学部受験予備校メディカルアーク
横浜にあるメディカルアークは、合格実績81%と高い合格実績を持つ予備校です。
授業時間外でのT.A.によるフォロー指導や授業連動の反復トレーニング学習&演習を実施するなど、授業以外でのフォローにも力を入れ徹底的に基礎力にこだわった合格力を育てます。
もちろん、講師陣も実際の入試で横浜市立大学へ合格した経歴を持つ講師や大手予備校でも指導する講師などトップクラスの授業を行っています。
高校3年生が1年で偏差値20アップの実績もあるそうです。
校舎所在地
横浜(横浜駅徒歩5分)
授業スタイル
学習・指導サポート×集団授業×個別指導×T.A.の学習管理プログラム
1クラス10人以下の少人数と個別指導、反復演習の自学自習カリキュラム学習環境が充実
自習室
一人ひとり専用スペースが利用可能で、教材やノートも置いておくことが出来る。
365日9:00〜22:00(日・祝9:00〜18:00)で利用が可能。
スマホ・携帯電話は入館時にスタッフで預かるので、気が散ることなく学習に集中できる。
校内設備・環境
「Panasonicと提携した授業録画システム」により全ての授業を収録。休んでしまった場合やもう一度復習のために授業を受けたい場合は何度でも24時間場所を選ばず受講することが可能。コピー機が無料でいつでも利用可能なのは嬉しい。
通学環境・周辺環境
横浜駅から地下道を通って徒歩5分。雨の日も夜遅くも、明るくて安心な通学が可能。周辺も大手予備校やオフィスが多く、コンビニや大型書店が近いので学習環境は申し分なし!
学費
集団コース:¥32,000/月4回〜
個別指導:¥18,000(1セッション100分)〜
口コミ・評判
授業は基礎から徹底的に教えてもらえるので発展問題が出たときの解説がすっと頭に入ってくるようになり、自分で問題を解いてみようという気になるので自習もはかどりました。
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医学部受験専門予備校メディカルアーク
通信指導で選ぶ医学部予備校
近年は、IT技術の発達により、インターネットを利用した医学部受験に特化の指導が受けられる通信指導が簡単に受けられるようになりました。その中でも通信指導に強い予備校をピックアップ!さらに医学部に合格した人(体験談がある予備校)がいる予備校に絞り編集部が比較してみました。
医学部受験予備校メディカルアーク
合格実績81%と高い合格実績を持つ予備校、メディカルアークは、
医学部受験業界においていち早くオンライン授業を導入したパイオニア的予備校として知られています。
オンライン授業に特化したソフトウェアを利用した授業システムで、自宅に居ながら通学と遜色ない指導を受けることが可能です。
校舎所在地
横浜市神奈川区鶴屋町3-30-8SYビル5F
授業スタイル
個別指導オンライン:ご自宅にインターネットとPC・タブレットさえあれば、受講可能。首都圏のハイレベルな医学部受験プロ講師の1対1個別指導が受講できる。
学費
個別指導オンライン:1回100分 18,000円(税別)から
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医学部受験専門予備校メディカルアーク
進学塾 ビッグバン
進学塾 ビッグバンが運営するインターネット個別指導 FUTUREは、PCとインターネット回線を使用して、自宅や寮などに居ながら進学塾ビッグバンの完全マンツーマン個別指導を受講することができる双方向個別指導システムです。
東京・大阪の名だたる講師が、遠隔地に住まう生徒さんや、部活などで塾に通うことが困難な生徒さんたちに、一対一で語りかけ、質疑応答することができるマンツーマン個別指導システムです。
校舎所在地
授業スタイル
Webカメラ、ヘッドセット、ペンタブレットを使用。ビッグバンの通常の個別講師と同じ対応をします。達成度に応じて一人ひとりに新作問題を作ったり、試験対策をしたり、さらにはプライベートな質問にも秘密厳守で応じます。
学費
HPに記載なし
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まとめ
今回は、編集部に寄せられた現役生よりの声を参考に、編集部調べで現役生に評判の良い医学部予備校を取り上げさせていただきました。
編集部では、これからもっとたくさんの予備校に取材を通して、どんな指導なのか、強みはなんなのか、どんなサポートをしていただけるのか等、私自身が自分の目で見て聞いてリサーチを進めていきたいと考えています。