医学部現役合格するための「夏の勉強方法」
夏休みまであと少し。受験生にとって最大のターニングポイントと言っても過言では無い夏休み。
学校の授業が無く、1日を充分な学習に費やすことができるこの時期こそ、ライバルに差をつける大きなチャンスです。
多くの受験生が「夏期講習」へと参加されると思いますが、それ以外の時間の使い方次第で合格と不合格を分ける大きなポイントになります。
今回は、現役で昭和大学医学部へ合格し、現在在学中の医大生から当時の夏の過ごし方をインタビュー。
これから医学部を目指す皆さんへ勉強方法や夏休みの過ごし方を聞いてきました。
夏までの勉強
学校が終わったあとに、1日3時間程度勉強していました。勉強内容に関しては、英語は単語暗記(DATABASE5500)と長文読解(東大25カ年、横市医学部)、数学に関しては青チャート、化学は重問、生物はリードαを毎日やっていました。今考えれば、あまり受験対策らしい対策はしておらず、問題集をひたすらこなすだけでした。
夏休みの勉強
夏休みに入ると、1日10時間程度勉強していました。勉強内容に関しては、英語は長文読解(東大25カ年、横市医学部)を主にやっており、文中に出てきたわからない単語は全部暗記するまでやっていました。
数学は青チャートの問題が全て解ける状態にしたうえで、スタ演の数Ⅲを中心にしていました。医学部受験では基礎固めができていないと何も始まらないので、難問と呼ばれる問題を解く練習を始めるのはこの時期からで良いのではないかと思います。
化学は重問を3周程度したのちに新演習で苦手分野を補強するようにしましたね。
生物の基礎的な部分は、リードαの問題で全て解ける状態にしたうえで、医学部受験で出ることがある記述問題に対応できるように、記述用の問題集を使って記述の練習をするようにしました。
これから夏を迎える現役生へ
私は、夏明けに高知大学医学部のAO入試を控えていたため、対策として英語・数学・化学・生物の勉強を重点的にしていましたが、冬のセンター試験本番では文型教科で大きく失敗してしまい、第一志望に合格することができませんでした。
国公立の医学部志望の場合は、上記の予定よりもっと社会・国語の比重を増やした勉強をすることをお勧めします。
夏の主な目安としては、苦手分野の底上げを第一に考えたうえで、得意分野は志望校の合格ラインに乗せることを目標に学習することが望ましいでしょう。
夏は体力的にも精神的には辛い正念場です!
遊びや怠けたい誘惑を抑えて夏を乗り切ることができれば、その後の入試本番までの大きな自信に繋がります!
頑張って合格をつかみましょう!